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屋根と外壁はどちらが先に劣化するの?

外壁と屋根のどちらが先に劣化するかは、建物の種類や立地条件、施工時の材料や技術によって異なる場合もありますが、一般的には屋根の方が外部の影響を受けやすく、劣化が進みやすいです。

屋根は日光や雨水、風などの外部の影響を受けるため、長期間にわたって劣化が進むことがあります。
特に日本の気候環境では、紫外線や雨水により屋根材の色あせや腐食、ひび割れが生じやすくなります。

一方、壁も屋根同様に外部の影響を受けますが、雨水や風に直接さらされることが少ないため、劣化が進むスピードは比較的遅いと言えます。
ただし、外壁には熱や湿気による劣化やカビ、コケの発生なども影響します。

後は素材の影響も大きいと言えるでしょう。
日本の屋根に使用されているのは、スレート屋根材や瓦屋根が多いです。
こういった素材は日差しを受けてもそれほど劣化しない材質となっているため、10年、20年経っても特に悪影響が出る事は少ないです。

それに対し、外壁はサイディングボードやモルタルなどが使用されています。
サイディングボードであればそれほど劣化スピードは遅くありませんが、モルタル壁はひび割れが起こりやすいため、10年未満で再補修しなければいけないこともあります。

ただ、外壁と屋根で極端に劣化スピードに差が出るわけではありません。
そのため、屋根も外壁も同じタイミングで修復したり、再塗装する方が多いです。

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